
億万長者は隣にいる
お金持ちの定義
お金儲けについて本当に真剣に考えていくと、「億万長者になるなんて簡単だ!」という結論に達します。
単純にお金を稼ぐ方法をここで提示するだけでもいいのですが、他の項では株式投資やアフィリエイト、インターネットビジネスにも触れていますので、ここではまず基本スタンスについて触れてみたいと思います。
ですので概念的な話から徐々に核心に触れていきます。
超高額報酬を獲得するためのメソッドとして、様々な書籍や、研究者たちの研究結果論文がありますが、トーマス・スタンリーの「期待資産額」という指標がありますので紹介いたします。
これは自分が金持ちかどうかを知るための方程式ですが、簡単に計算できます。
純資産(貯金や不動産の時価総額から住宅ローンなどの負債を引いたもの)が上記の期待資産額を上回っていれば、あなたはお金持ちということになります。
逆に期待資産額を下回っていた場合は、どれほど収入が多くても貧乏人ということになります。
たとえばあなたが30歳で年収500万円とすると、期待資産額は1500万円になります(30歳×500万円÷10)。
40歳で700万円とすると、2800万円(40歳×700万円÷10)です。
こう考えると、ここでいうところの「お金持ち」はかなりハードルが高いことが分かります。(ちなみに私の友人の多くは「貧乏人」に該当してしまいました)
しかしこれは、億万長者は六本木ヒルズではなく、あなたの隣にいることを表しています。
なぜなら、お金を使ってしまえば資産は貯まらないからです。
質素なお金持ち
投私の周りにも年収2500万円を超える収入がありながらも、浪費癖のある家族のためにほとんど貯蓄がなく、将来の不安にさいなまれている友人がいます。
その一方で公立高校の教師として働きながら50代半ばで、退職後の優雅な暮らしが約束されている夫婦もいます。(我が両親です)
私が言うところの「お金持ち」は実に質素です。
安物の服を着て燃費のいい車を乗り、誰も億万長者だとは気付きません。
夫婦合わせて働いて、平均年収の倍の収入を得て、年収の15%程度を貯蓄に回せるほどの倹約を続ければ誰でも億万長者になれます。
日本では平均的なサラリーマンの生涯収入は3~4億円と言われています。
共働き夫婦の生涯年収を6億、そのうち15%を貯蓄すれば、それだけで9000万円です。
仮に貯蓄を10%としても年率3%で運用出来れば退職時の資産は1億円を超えています。
億万長者の生態系
そして意外なことかもしれませんが実は、最も億万長者の多いアメリカの白人(アングロサクソン)も、人口比率では4位にまで順位が落ちます。
人種別に見た億万長者率の上位はロシア、スコットランド、ハンガリーからの移住者で、その多くは第一世代です。
これは社会の底辺にいる、差別をされている人の方が億万長者になる確率が高いことを示唆しています。
金持ちに生まれたボンボンは資産を食いつぶすことが多く、野心のある虐げられた人々はそこから這い上がるために倹約するからです。
これは過去に共産主義政権を志して革命を試みた歴史に逆行してしまいますが、しかし経済の流れをうまくつかめば、収入を倍増させたように見せることも出来るのです。
では億万長者はなぜ見当たらないのでしょうか?