
投資にはレバレッジをかける
あなたの人的資本はいくらでしたか?
人的資本についてはコチラ
あなたの人的資本が2億円であった場合、それに対して金融資産はいくらでしょうか??
もし株式を500万円持っていたとして、それでも全資産にしめる割合は3%弱です。
株式投資を行っていて500万円を投資している状態であっても上記の状態になります。
保守的な投資家ですらポートフォリオの3割は株式投資しているのに、その10分の1ということになります。
このことからも実はもっと大きなリスクを取るべきではないか、との疑問が生まれます。
たとえ株式投資による金融資産の全てを失っても、人的資本が生み出すキャッシュフローがある以上、生きていくのには何の不自由もないからです。(がっかりはするでしょうが。。。)
実は日本人の多くが同じことを意図せずに行っています。
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日本人が行ってきたこと
日本の不動産市場では、購入した新築物件を直後に売却しようとすると、中古扱いになって10%程度価値を落とした形になってしまいます。
300万円の頭金で3000万円の新築物件を買えば、契約書にサインした瞬間に資産価値は2700万円まで下がります。
一瞬にして金融資産の全額を失うことになりますが、この損失は目に見えないので誰も気にしないだけなのです。
不動産投資となると、もう少し慎重なスタンスになったりもしますが、購入という行動になると、ややこの感覚は鈍ってしまうことも特徴的です。
新築物件の購入は確実に損をしますが、株式投資の期待値は平均的にはプラスなのです。
それではどの程度までリスクを取れるのでしょうか?
オーソドックスな分散投資理論では、株式と債券は5:5の割合で保有するのが理想とされています。
あなたがもし2億円の人的資本を持っているとすると、株式の保有比率を2億円まで引き上げることで、理想的なポートフォリオが完成します。
これが
金融資産に比較して人的資本が圧倒的に大きい場合、投資にはレバレッジをかける
という法則です。
ではどうすれば500万円の金融資産で2億円の株式投資が出来るのでしょうか?
実はこれは全く不可能というわけではありません。
信用取引のレバレッジ率は3.3倍が限度ですが、金融先物を使えば最大25倍のレバレッジがかけられます。
2億円分(500万円×25倍)の株価指数先物を購入できます。
こうして最適なポートフォリオを持つ、個人投資家に生まれ変わることが出来るのです。
しかし一方で、この方法には無理がある点があるのも事実です。限界までレバレッジをかけて株価指数先物に投資すると、わずかな指標の下落で保証金を失い、ゲームオーバーになってしまうからです。
ここで大事なのは、大富豪はリアルな資産を持っているかもしれませんが、庶民投資家は人的資本というヴァーチャルな資産でそれに対処出来るということです。
大富豪は働かないので、彼らの人的資本はゼロなのです。